2011年05月31日

田んぼのなかから 〜もち米・手植え編〜

今年も恒例の行事、もち米の手植えが行なわれました。
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去年から田んぼ一枚を全て手植えすることとなり、今年はさらに時間と田んぼを午前と午後の部に分けて、利用者の方と職員がじっくり関われるよう取り組みました。


まずは田んぼに線を引くところから!
途中までやって、事務の和也さんが参加しに来てくれたので、作業を交代しました。
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おっとぉ、いきなり長靴がスタックした(ハマった)ぞ!

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で、即座に長靴を諦めて、ご覧のようなスタイルに‥‥今夏の節電・節エネルギーを見据えた「スーパークールビズ」を先取りしたような、「事務」という枠を超えた省エネスタイルに誰もが注目!“事務職員コンテスト”なる大会があれば、ノミネートしたいところです(笑)。

“百姓”とは元々、農業から家づくり、衣服や生活用具まで暮らしに必要な「百の仕事をこなす民」という意味。ひとつの仕事を追及する姿勢も大事だけど、職域を超えて暮らしを自らの手で作りあげていく“百姓的”に動ける人材が、いま求められている気がしてなりません。


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慣れている人たちから初めての人まで、老若男女問わず田んぼに入って植えてくれました。

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力強く美しい、その頼もしさは今年も健在でした。

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一緒に泥まみれになって、顔にも泥くっつけて、いい笑顔だ〜!
おにぎり、うんと美味かったなぁ〜!!

【ワークステージ ささきてつや】
posted by ginga at 01:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 田舎の風景 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

田んぼのなかから 〜田植え編〜

ついに田植えが始まりました!
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銀河の里の田植えは、いつも大賑わい。
車も入れない田んぼもあったりで、苗を運ぶだけでもワークのメンバーの大きな仕事なんです。
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作業するメンバーのみならず、ギャラリー(グループホームやデイサービス、特養のみなさん)が応援して見守ってくれます。
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夫婦など2人で黙々と作業する他の田んぼではまず見られない、少し照れくさくも温かい光景です。


新人メンバーも負けていられません!
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初めての経験にも臆せず、田植え機にもチャレンジ! あっ、よく見ると植え方がぐにゃぐにゃ‥‥(笑)。


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夕暮れとカエルの大合唱が、疲れを和らげてくれます。
一週間の勝負です!

【ワークステージ ささきてつや】
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田んぼのなかから 〜田植え直前編〜

田植え直前の光景です。
(※田植えは5/23〜28に行なわれました。多忙だったのでリアルタイムではないですが‥‥)
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苗の葉色が少し黄変してきましたが、なんとか寒暖差の激しい気候を乗り切りました。


代掻きも2順目、仕上げ作業です。
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最初の代掻きよりも水を多く入れて、植えるための代を平らに整えていきます。
トラクターの後ろからみて、すでに掻いた部分に水が追ってくる状態に水位を調整するのがポイントです。
水が少ないと土が寄らないし、多過ぎると藁が浮いたり水が濁るばかりで均せません。

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広い空の下、斜陽の反射する水面をみながらの作業。
銀河の田んぼのなかでは広い場所、田の海原を漕ぎ進んでいるような感覚です。
東南アジアでも旅しているかのような、心地よいひとときです。



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広一さん(仮名)と一緒に、2台のトラクターで場所を分けて代掻き作業しました。先に作業を終えた広一さんは、田んぼの脇の山に入って山菜を採ってきました。
ミズをさりげなくフキの葉で包んでいるところに、雪深い西和賀の山で育って染み付いた生活の知恵と粋なセンスを感じました。


【ワークステージ ささきてつや】
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2011年05月30日

5月の行事食☆

5月12日は、行事食でした♪♪

今月は、ちょっと遅れましたが、こどもの日の行事食!!
かつおが旬なのでかつおのたたきをメインでの行事食♪♪

メニューは

☆エビしんじょう椀

☆かつおのたたき

☆若竹煮

☆フルーツ白玉

でした!!

かつおは、前回と同じく厨房のママ、稗貫さんがさばいてくれました♪

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さばいたかつおをみんなであぶる!!本当なら藁とか使うんですが、コンロで(笑)。
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わいわい騒ぎながらやっていると、スタッフや利用者が厨房をのぞきに来てくれました。

せっかくだからとスタッフにもあぶり方を体験させたり・・。準備から盛り上がりました!!
厨房にいるとなかなか夜の利用者ってみる機会ないですが、みんな入れ歯とっている時間帯だったようで、歯がないまま、厨房にかけつけてくれて、かわいらしかった(笑)♪


若竹煮は、花果から生たけのこを直接購入しました!!
2日前から、あく抜きを始め、時間をかけて仕上げました。
当日わかめと煮て、おいしく出来ました!!やっぱり水煮とは違って生はおいしさが全然違いますね♪♪

フルーツ白玉はかわいらしく3色で白玉を作ってみました♪フルーツもたくさん入れて豪華に♪


こどもの日にちなんで、箸袋もこどもの日バージョン♪♪捨てるのもったいない!!と持ち帰ってくれるスタッフもいました♪

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昼食の様子☆
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午後は交流ホールで柏餅作り!!
みんなで生地にあんこを包み、葉っぱで包む作業をしました。生地が固く出来てしまい、「なんたらかてぇじゃ。これだばつつめねぇんだが・・」などなどすばるの女性陣からの厳しい意見が・・。

生地を手直ししながらも、何とか無事に完成♪♪
各部署に持ち帰ってもらい、おやつで出してもらいました♪♪

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今回の行事食はなかなか写真が撮れず、お見せできないのが残念・・。次回の行事食は6月後半の予定です♪楽しみにしててください!!

【厨房 はたなか】
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2011年05月28日

試食販売会 in あすなろ祭り

社会福祉法人 岩手県手をつなぐ育成会の障害福祉サービス事業所“あすなろ園”が主催する、「あすなろ祭り」が5月20日〜22日の日程で開催され、ワークステージも出店させていただきました。
場所は盛岡南インター付近にある流通センターを北に抜け、羽場小学校の近くにあります。

われらがワークステージ銀河の里は昨年の夏祭り以来となる屋台販売を行いました。屋台では佐助豚を使用した餃子・焼売(シューマイ)を販売し、熱々の試食をしてもらい、熱々の調理したての餃子・焼売のお持ち帰り品と、ご家庭で調理していただく冷凍品の両方をご用意しました。

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お隣では盛岡の福祉施設「夢つむぎ城南」さんもパンケーキやコーヒーなど出店していました。

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惣菜班の盛岡組の利用者も参加し、餃子・焼売の調理や宣伝を行い、店先で盛り上げてくれました。
惣菜班のいつもの仲良し3人組!久しぶりの屋台販売で緊張してるかな?

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焼売をせいろから取り出し、熱々の蒸したての焼売をどうぞ!


店先で餃子の焼けるジュージューという音や利用者のかけ声で盛り上がり、店内に入るお客様の目を引きます。

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覗いてくれたお客様の購入率は高く、予想以上の売上を達成!
月1でイベントを開催しているとの事なので、今後も盛り上げ役として参加させていただきたいですね。


今回出店しました、「あすなろ屋羽場店」の店内では産直コーナーを設けており、地物の山菜や野菜苗、障害福祉施設の商品等も販売しております。銀河の里の小ねぎも販売しております!
また、店内奥には南部小麦を使ったうどんが食べられる食堂「あすなろ亭」もあり、お昼時にはうどん定食を食べに来るお客さんで賑わいます。
お近くにいらしたらぜひ一度お寄りください!

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屋台販売のお昼休みに、うどん&カレーライスセットを食べました。
うどんの上に乗っているのは銀河の里の小ネギです!

【ワークステージ よねざわみつる】

2011年05月17日

トラクターの車窓から

田んぼ作業は、代掻き真っ最中。
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耕した田んぼに水を入れて、土を掻いてなじませます。
田植え前に、もう一度仕上げて均します。

これまでは作業に支障をきたしていた雨天も、今は大歓迎です。
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ワークの終礼後、西日の差す夕立ちのなか独り作業するのも悪くないです。

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トラクター目線なので、分かる人にしか分からない写真ですね。
(前進しているトラクターから土を掻いている後部をみた風景)


こんな光景にも出会いました。
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手のひらにのせても、じっと動かない二匹。
か‥‥かわいらしいっす(カエル嫌いな方、すいません)。

トラクターに巻き込まれて二匹の関係を断ち切ってしまわないよう、すでに代掻きの終わってる離れた田んぼに放してあげました。


もち米の田んぼでも、前回の肥料まきから新人職員に農作業を経験してもらってます。
女性であろうが、部署が特養やグループホームであろうが、トラクターにご乗車いただきます(笑)。
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もはや教習所です。
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マリエさんの格好と作業のミスマッチがよいです(笑)
トラクターが遊園地のゴーカートみたいだ‥‥


上の写真で耕したところを、代掻きしました。
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格好はともかく、さまになってきましたよマリエさん!

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昔の畦塗りも体験してもらいました。
畦にねずみやもぐらが開けた穴から水が漏らないように、鍬で畦を崩して練った土を塗り直します。

裸足になって泥まみれになって‥‥ふだん体験しないことをやって、楽しみながら何か感じてもらいたいです。

田植えまで、もうすぐ!

【ワークステージ ささきてつや】

posted by ginga at 23:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 田舎の風景 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月14日

LIVE!

東北大震災から2ヶ月が経ちました。
5/12、ほとんど突然にLIVEを開催しちゃいました。

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「TAYUTA」‥‥たゆた、さんです。
http://tayuta.hiho.jp/profile.html

日本各地や世界を渡り歩いて吸収してきた彼らの音と一体感は
若々しく、のびやかで情熱的、ときに切なくどこか懐かしい‥‥

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バンドを引っ張るリーダーのマサさん(パーカッション)、Hironoさん(ボーカル)

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ギターの井咲さんと
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ベースの豪さんが
盛りたてます。ファンキー&グルービー!!(←死語?)

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職員、里で暮らすじっちゃんばっちゃんや、ワークの重鎮・のりさん、そして急な呼びかけにも関わらず来ていただいたお客さんを巻き込んで、楽しく演奏してくれました。

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バンドにとって、普段よく演奏する場所やお客さんとは少し違っていても、さすがプロ!
みんなをノリにノセて、みんなノリノリ(←やはり死語?)、みんないい顔してます。

「たゆた」は、ゆったりと、のんびりと、あちらこちらと定めなく、ひと所にとまらないでゆらゆらと動く‥‥という意味の、「たゆたう」からきているようです。
まさに、ゆらゆらと‥‥演奏が終わったあとも、会場は心地よさに包まれました。
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“ウゴウゴ”と鳴る珍しい楽器(ブラジルのサンバ楽器「クイーカ」)に、心もカラダもうごめきます。るんるん
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誕生日前夜を歌って祝ってもらうサプライズも!



今回の企画は、沿岸部の被災地の避難所に常駐して支援をしたいと、銀河の里とつながりのある方からの紹介で銀河の里を介して現地入りして活動されている吉野和也さんの友人である(バンドのホームページの作成・管理も担当)TAYUTAさんを、ちょうど東北ツアー中だったことで急遽声かけをして演奏を承諾していただき実現しました。

LIVE終了後、被災地に何か支援をしたいと思いをもつ人達が集まって、吉野さんからの現地の報告と、いま私たちにできることを話し合いました。
バンドのメンバーも全員参加してくれました。
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特にHironoさんはバンドのブログ(日記)のなかで、今回の震災で見直しを迫られている原発の問題について、自身のコメントだけでなく科学者の意見など分かりやすいものを紹介していて、高い関心が伺えました。そのなかで偶然、自給自足的な暮らしをしていた福島の川内村から岡山県に避難して被災地からの報告など活動をしている私の友人が紹介されていて、驚きました。

政府やマスコミからの情報だけでなく、声なき声を聞いてまずは知ること、が私たちにできる第一歩ではないかと思いました。

できることは限られているけれど、思いをもつこと、そしてできるなら何か行動に移したい。
正解なんてなくて、それぞれができることを無理なく、ある意味楽しんでやっていけたら‥‥
今回のLIVEはそんな趣旨から急遽思いつきで始まったにも関わらず、予想以上の集まりとノリが実現できました。

今回集まったみなさんからいただいた募金は、吉野さんを通じて全額被災地での直接的な支援活動に充てさせていただきます。
たくさんの気持ちをありがとうございました。
TAYUTAのメンバーにも居心地よく楽しんでもらえたようで、また次回につなげていきたいと思います。よろしくお願いします手(グー)

【ワークステージ ささきてつや】

2011年05月06日

サクサクの天ぷらをユニットで!!

厨房では季節にあった行事、食材を使った行事食を1ヵ月に1度行っています。これが厨房のビックイベントとして新たな挑戦となり、日が近くなると厨房は行事食モードとなり、準備が始まります。

4月の行事食は私が担当!!以前から特養のユニットで天ぷらを揚げたい!!という思いがあり、今回の行事食で挑戦してみようと決心!!

3月におきた地震、また4月におきた大きな余震により、食材の調達が困難で、こんな状態のときに行事食ができるのか?してもいいのか?と悩んだ時もありましたが、こんな時だからこそ、みんなで食事を囲んで「おいしい」って笑いたい!!と思い行事食を行うことを決めました。やはり食材の調達には苦戦。旬の山菜を使った天ぷらを出したく、WSの藤根さんや産直の方、いつも野菜を配達してくれる八百屋のおばちゃんには本当にお世話になりました。

また行事食の日にみんなでつくる「甘酒まんじゅう」の開発にも挑戦!!さまざまなレシピを参考にして試してみるもこれだ!!といったまんじゅうができません・・・。毎日まんじゅうの試作をしていましたが、以前WSで作っていた肉まん、あんまんのレシピを発見!!試しに甘酒をいれて作ってみると、生地がふかふかの甘酒の匂いがふわっとするまんじゅうが完成。その後、甘酒と牛乳の配合の割合、発酵の仕方など試作を重ね、行事食2日前にしてようやくこれだ!!という甘酒まんじゅうが完成。試作の最中、あんこに生地を包むのは厨房で一緒に働いてくれている大原くん(仮名)。以前WSで肉まんを作っているときに大原くんも包む作業をしていたようで、今回もおてのもの!!すいすいときれいに包みあげてくれます。

前日の仕込みも念入りに行い、ユニットスタッフさんにも机のセッティング、当日の入浴の調節など協力していただき、準備満タン!!

当日、WSの藤根さんに助っ人をお願いして、WS,DS,GHの天ぷらをサクサクに揚げて厨房中山菜の香りでいっぱいに♪WSの亜美ちゃん(仮名)も「わたしも食べれるよね!?エビ何本食べよう・・・」と待ち遠しい様子。

11時半前には厨房スタッフがユニットに入り、天ぷらの準備に入ります。「早くもってこ!!」「楽しみだじゃ」と良夫さん(仮名)「今日は天ぷら天ぷら♪天ぷらのために朝ごはん控えておいたの♪」とトキさん(仮名)。
山菜を揚げ始めるとユニット中に「パチパチ」といい音が!!そして「おぉー!!揚げてるな♪」と声があがる☆
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当日ショートの利用できていた三澤さん(仮名)。いつも居室で食事を召し上がる三澤さんに揚げているところを見ていただきたく居室から見えるところに天ぷら鍋をセッティング☆ユニットのリビングで揚げている私と居室にいる三澤さんとの間で、「次なに食べる??」「おい!!ばっけがまだ来てないぞ!!」と会話も弾みます♪
天ぷらは揚がるとどんどんみんなのもとへ☆あっという間に揚げきってしまいました!天ぷらのほかに、うるいの酢味噌和えや、こごみの胡麻和えを大皿盛りにしみんなで食べましたがほとんど完食!!みんな自然と箸が進みました。
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昼食が終わるとのんびりみんなで甘酒まんじゅう作り。みんなで生地を作ってこねて、包んで♪さまざまな形のしたまんじゅうが完成!!厨房の蒸し器で蒸してみんなでたべました♪

いつもは厨房で作るご飯も、厨房を飛び出してユニットでつくると、作っているところも、その音も匂いもみんなで感じることができる。「おれ、なにかやるっか?」と一緒に作ることもできるし、「ほぉー!!今日はご馳走だな」とみんなで喜ぶこともできる。そんな食事の時間をみんなで過ごして、みんなで季節を感じて、みんなでみんなで!!この震災を吹き飛ばして笑って暮らしていきたいと強く思う行事食になりました!!

【厨房 小野寺】

 
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被災地の春 2

4月28日夕方、遠方から見慣れない車がやってまいりました。

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産業廃棄物運搬用の、アームロール車。車体から荷台の脱着が自在にできます。

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神戸でのトラック購入の思わぬ縁でつながることとなった、被災地への支援を行なう「たすきプロジェクト」。今回新たに神戸から支援品を積んで、猪苗代の避難所を経由してから当地へ来てくれた、谷田優一さん。本業は北川組というリサイクル業で、NPO「未来の環境を考える会」にも取り組んでおられます。

運送ボランティアは今回で2度目とのこと。残念ながらとんぼ帰りしなければならないとのことで、ほんの少ししか話せませんでしたが、情熱ある面白そうな方でした。一期一会の楽しさ、つながりに感謝です。


彼から預かった“たすきバック”は、5月4日に前回訪ねた大槌や新たに山田町の避難所などに届けてきました。

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連絡先や必要なものなどを聞く事ができたので、つながりを深めていけたらと思っています。
もっと自然に笑顔や笑いがこぼれるような関わりやお手伝いができるときまで、写真は控えることにしました。

要望として、春〜夏向けの普段着(長袖の薄着など)・ジャージ、男性用M〜LLの作業着、ベルト・安全靴・長靴・普段用のシューズ、皮手袋・耐油・耐水手袋、帽子など、主に外作業に必要なものが挙げられました。他に日焼け止めや化粧品、礼服などもあれば助かるとの声や、仮設住宅や避難所の統廃合に伴う移動などにも持ち運び・整理しやすい衣装ケースなどが、便利なようです。そして何より、非常食やインスタント・レトルト食品が中心の食事による栄養の偏りが各地で問題となっていて、生鮮野菜や柑橘類などが重宝されています。

狭い避難所暮らしでは個人の所有物を置けるスペースも限られていて、見通しの立たないなか長期にわたる生活で精神的負担や苦痛も相当なはずです。できる範囲で継続した支援を行なっていきたいと思っています。
上記の物品(洗濯してあり汚れ・染みのない上着以外は、極力新品で)提供やお手伝いなどできる方は、ご連絡いただければ幸いです。


【ワークステージ 佐々木哲哉】
posted by ginga at 00:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 震災復興関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月05日

機械の春

春は機械にもやってきます。

稲作は特に、一年にたった数日〜1週間ぐらいしか使わない機械がいろいろあります。
たとえば苗作りでは、種もみの芽を膨らませる催芽機、苗箱に種を蒔いて土をかける播種機、サウナ状の中に入れて芽出しさせる出芽機、とか。田んぼの作業ではトラクターの後ろにある回転する動力を利用して、様々な作業機を取り付けて作業を行ないます。肥料を撒くコンポキャスター、畦塗り機、土を耕すロータリー、代掻きをするドライブハロー‥‥専門的になりそうなので、説明は省きます(笑)。

で、スタッフ充さんの田んぼの畦塗りをやったのですが、ついでに排水を図ろうと田んぼに轍(わだち)をつけようとしたら‥‥ぬかるみにササッて(ハマって)しまいました。

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バックホーで引っ張っても脱出できない!

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結局、遺跡発掘のごとくトラクターの回りの泥をバックホーとスコップの手作業でかき取ってから引っ張って、何とか脱出成功‥‥疲れました。


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機械は使いよう次第で、便利で楽にも、燃料の無駄づかいや故障などかえって経費をかけたり、危険や環境破壊にもつながります。
新しいトラックのおかげで、今までヒヤヒヤだった積み込み作業は楽チンになりました。


しかし機械に甘えてはいけません。
動力が人力であれ機械であれ、段取りや作業の進め方は本質的には変わらないと思います。
食べ物やいのちのありがたさや美味しさを実感してもらうためにも、まず農作業の大変さと基本を体で覚えることが大切かと思い、今年入社した新人スタッフや農作業未経験のホープ(?…死語?)たちともち米の田んぼ作業を1シーズン通して一緒にやってみることにしました。

というわけで、肥料もあえて手作業で撒いてもらいました。
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まりえさん、フラフラですぞ〜。撒きムラひどいと稲が倒れますよ〜!!


ちなみにタビ(猫)は、車や農機の運転席などで昼寝するのが大好きです。
脚立とも共存しております。
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【ワークステージ ささきてつや】
posted by ginga at 23:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 田舎の風景 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする