2011年04月04日

春の音

震災から3週間以上が経ちました。
まだまだ余震が続いたり原発の動向など落ち着かない日々が続いています。
寒さも緩んできたものの朝晩はまだ冷え込みます…でも、春に向けていつまでもじっとはしていられません。

心の揺れも収まらない茫然とした状態から、生活をとりもどさなくては…
こんなときに、ちょうど良い作業がありました!(先週のことですが)

今年の冬はちょっと本格的に木を伐ったので、薪材としてのスギや松をメインに副産物としてコナラやサクラなどの雑木が手に入りました。薪としても火持ちがよくそのまま使ってもよいのだけれど、今回はやってみたかったきのこの植菌にチャレンジすることにしました。

大した量じゃないからな…と道具や材料をホームセンターで少しだけ用意して畑班の3人で始めてみたら、穴を開けて菌の入った駒を打ちこむだけなのに…数が多くて案外大変だあせあせ(飛び散る汗) でもこれなら誰でもみんなでできるぞ…!

というわけで急遽グループホームや特養のメンバーに声をかけて、それぞれの場所に“きのこ植菌セット”を渡して作業をお願いしました。

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駒を打つひと、木を支えながら回すひと、見守るひと…チームワークが生まれます

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“コンコンコン”と、あちこちからほだ木に駒を打つ音が心地よく響き始めました。それまで‘どよ〜ん’としていた雰囲気が賑やかになって、「もう終わってしまいました。もっと持って来て!」と携帯電話にコールが殺到!(少し誇張) ありゃ、駒も足りない!… バタバタと動きまわって何とか無事終了!

みんな夢中になってやってくれたようで、なんだか嬉しくなりました。もっと本格的に準備しときゃよかったな…。

木ときのこの菌には相性があって、コナラにはシイタケとクリタケを、サクラにはなめこを植菌しました。このあとしばらく温かいところで乾かないように管理して、5月末には林のなかに置いて約2年間、じっくりと菌が木に繁殖して成長するのを待ちます。

先は長いけれど、楽しみです!

【ワークステージ ささきてつや】
posted by ginga at 23:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 田舎の風景 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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