稲作は特に、一年にたった数日〜1週間ぐらいしか使わない機械がいろいろあります。
たとえば苗作りでは、種もみの芽を膨らませる催芽機、苗箱に種を蒔いて土をかける播種機、サウナ状の中に入れて芽出しさせる出芽機、とか。田んぼの作業ではトラクターの後ろにある回転する動力を利用して、様々な作業機を取り付けて作業を行ないます。肥料を撒くコンポキャスター、畦塗り機、土を耕すロータリー、代掻きをするドライブハロー‥‥専門的になりそうなので、説明は省きます(笑)。
で、スタッフ充さんの田んぼの畦塗りをやったのですが、ついでに排水を図ろうと田んぼに轍(わだち)をつけようとしたら‥‥ぬかるみにササッて(ハマって)しまいました。
バックホーで引っ張っても脱出できない!
結局、遺跡発掘のごとくトラクターの回りの泥をバックホーとスコップの手作業でかき取ってから引っ張って、何とか脱出成功‥‥疲れました。
機械は使いよう次第で、便利で楽にも、燃料の無駄づかいや故障などかえって経費をかけたり、危険や環境破壊にもつながります。
新しいトラックのおかげで、今までヒヤヒヤだった積み込み作業は楽チンになりました。
しかし機械に甘えてはいけません。
動力が人力であれ機械であれ、段取りや作業の進め方は本質的には変わらないと思います。
食べ物やいのちのありがたさや美味しさを実感してもらうためにも、まず農作業の大変さと基本を体で覚えることが大切かと思い、今年入社した新人スタッフや農作業未経験のホープ(?…死語?)たちともち米の田んぼ作業を1シーズン通して一緒にやってみることにしました。
というわけで、肥料もあえて手作業で撒いてもらいました。
まりえさん、フラフラですぞ〜。撒きムラひどいと稲が倒れますよ〜!!
ちなみにタビ(猫)は、車や農機の運転席などで昼寝するのが大好きです。
脚立とも共存しております。
【ワークステージ ささきてつや】