木々草々、いきものたちもいのちをたぎらせ、やがて還ってゆく。
夏がどこかもの悲しいのは、なぜでしょう?‥‥上手く言葉に表せません。
里の送り火です。
七夕飾りをくべられて、どんどんと燃え盛る炎。
ご先祖さまへはもちろん、今年は鎮魂の祈りとなりました。
とても綺麗な炎。
この光に集まって、皆で戻っていくのかな。
帰ってきたであろう御先祖様や家族を思い、皆手を合わせます。
どうか安らかに‥‥
今年は例年の送り火とは一味違い、WSスタッフの哲哉さんがかつて暮らしたという沖縄の離島でのお盆の念仏踊り(エイサー)の曲を沖縄楽器の三線(サンシン)で弾き唄ってくれました。
三線独特の音色と唄に皆聴き入って…
…と思いきや、リズムにのって踊りが始まった!!
「よっ!ほっ!!」と掛け声が響きます。
さっきまでのしめやかな雰囲気を一掃して、
手拍子や笑い声があたりを取り巻きます。
北東北と、遠く南の沖縄。文化やことばは違えど、うら寂しさのある曲からテンポよい賑やかな曲まで動き出すひと踊りだすひと等々あって、盛り上がりました。
送り火のあと、デイサービスのホールで沖縄にちなんだ上映会も開かれました。
里でとれた枝豆、スイカ、とうもろこしをつまみながら
WS哲哉さん推薦の、「老人と海」(こちらをクリック ⇒ http://rojintoumi.asia/)
という沖縄の漁師のドキュメンタリーを鑑賞しました。
ふだん忘れがちな、祈りや畏敬の念‥‥いろんな想いを寄せて、どこか不思議でどこか懐かしく感じながらみんなで過ごすお盆を、これからも大事にしていきたいです。
【グループホーム第二 さとうまりえ】
【ワークステージ ささきてつや】 合作