田んぼ一面にひろがる浮き草。
「イチョウウキゴケ」といって、イチョウのような葉をひろげて水面を浮遊しています。
農薬や水質汚濁によって数が減少し、準絶滅危惧種となっています。
銀河の里の農産物は、特にお米と露地野菜はなるべく農薬や化学肥料を使わないように栽培しています。
お米の場合、今年は化学肥料も不使用でチャレンジしはじめました。
除草技術さえクリアできれば無農薬も充分可能だとは思っていますが、まだ簡単には踏み切れない状態です。
なので、特別こだわった栽培を実践している田んぼでもないのですが、隣接している余所の田んぼには全然いないのに銀河のこの田んぼにだけ棲息しているのが不思議なんです。
こちらは別の場所の田んぼ。
たまたま1本植えとなった苗ですが、旺盛に生育すると次から次へと茎が増えて(業界用語では「分けつする」といいます)扇状に株がひろがっていきます。
こんな稲株に育つ田んぼにしていきたいです。
毎年もち米の田んぼをみんなで手植えしていますが、植えてから収穫するまではなかなか稲の姿をみる機会がない人が圧倒的です。
そんな稲の生長する姿を身近に見て何かを感じ取ってもらえたらと、今年から「バケツ苗コンテスト」を始めました。
やってみたいと応えてくれた職員や利用者さんが、それぞれ好みの容器や土を用意して、自ら選んだ苗を植えました。
「元」大工さんのバケツ苗。主張してます!(笑)
私のバケツ苗のひとつ。1本植えです。
水やり以外特に何もしてませんが、田んぼから選んで持ってきた土がよかったようで、どれだけ茎が増えて穂を出してくれるか楽しみです。
【ワークステージ ささきてつや】