2011年02月24日

里売り アップルパイ

昨日は亜美さん(仮名)が待ちに待ったアップルパイの里売りに行ってきました!!

一週間前から亜美さん自身が段取りを組み、パイ生地作りから始まります。

「この日はりんごを切って、この日はスポンジケーキを焼いて・・・」と毎日、アップルパイのことで頭がいっぱいの様子。米澤さん家からりんごを頂き、準備満タン!!

スポンジケーキは厨房スタッフも苦戦しますが亜美さんは1時間ちょっとで手早く作り上げてしまいます。キメも細かくとてもおいしそう。

パイ生地も手作りで土台が完成!!

焼きりんごを作り、その日の作業が終わりましたが翌日不安そうに私に近づいてくる亜美さん。
「焼きりんごのりんご、本当は5キロ必要なんだけど私3キロしかやっていないような気がして・・」と。眠たい目をして一晩中焼きりんごのことを考えていたんだろうなぁ。


作る途中でグラニュウ糖の分量を間違ってしまったりとハプニングはありましたがそれはつきもの☆

土台もできて、焼きりんごもできて、さぁ後は焼くだけだ!!

きれいに切った焼きりんごも並べてたっぷりのバターとグラニュウ糖をふりかけてレンジに!!今回は前回の要望に答え、シナモン味も作りました!!
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きれいに焼けて笑顔の亜美さん☆
熱いうちにアプリコットジャムをぬって出来上がりです。
このアップルパイを7台もつくってくれました!!

翌日、パックつめし、昼休み里売りへ。今回は売る前に予約を沢山いただきました!!
試食用も準備し、前回完売してしまい売りに回れなかった特養から♪
最初に事務所にお邪魔して、
「アップルパイ試食いかがですか!?」と亜美さん。
おいしいと食べてくれるスタッフさんに「売ってます!!買ってください!!」と。亜美さんのきらきらした目が印象的☆

他の部署にも里売りにいき、
「亜美さんこの前のアップルパイおいしかったよぉ!!次は4ついただく!!」とリピーターになってくれたスタッフさんも!!

今回の里売りも大好評で完売しました!!
亜美さんも「今度はいつつくる?」と次回の計画をねっていました。

銀河の里にはもち粉や米粉、りんごとお菓子には貴重な食材がたくさん!!
これからも亜美さんと一緒に里のスイーツ作りを盛り上げていきたいです☆

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【厨房 小野寺】



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2011年02月21日

ギョウザ・シュウマイ撮影会

今日は盛岡市上田にあります「フォトハウスさかい」様にて、銀河の里で製造している餃子と焼売の撮影を行なってきました。

餃子・焼売をプロのカメラマンに撮影していただくなんて、ワークステージ銀河の里始まって以来の出来事です!パンフレット用の写真はいつも福祉職員が素人ながらに撮影していましたが、今回の撮影会は勉強会も含めており、プロの撮影を少しでも盗もうという目的もあります。


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銀河の里から持ち込んだ専用のガス焼き台を使用し撮影が始まりました。
スタジオ内に“ジュワー”っという音が鳴り響き、湯気が立ち込め、美味しい匂いが広がります。いつもと違う撮影環境に、(解凍したばかりの)餃子達も緊張のあまりカチカチに固まっています。

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照明の当て方や湯気の使い方など、とても勉強になります。

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お皿に移しての撮影に入りました。

順調に撮影が行なわれていましたが、ここで問題発生!

カメラマンの坂井さん「ちょっと湯気が足りないなぁ。どうしよう・・・そうだ!」
と、スタジオの奥から久しぶりに出したという加湿器が登場。加湿器の先端にはホースが取り付けられていて、そのホースから出る蒸気を湯気として使用するというもの。その発想はなかなか出来ません。



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理事長自ら湯気担当を買って出て、その湯気テクニックはカメラマンも「すごい!」と言わせるほど。


撮影は3時間に渡り、その成果はこちら↓
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すごいです。
今までの餃子・焼売とは比べ物にならない程の高級感あふれるものに。餃子でワイン、あると思います!
盛り付けはデザイナーの山崎文子さん自らが行い、その配置や色使い、さすがです!

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撮影会最後には餃子・焼売を囲んでの記念撮影。


撮影終了後、カメラマンの坂井さんより撮影ミニ講習会も行ってくださり、被写体の配置構成や照明のあて方など、得るものが多かった今回の撮影会。とても勉強になりました。

今回撮影した写真を使用し、インターネットショップでの販売強化や新たな販路の開拓を目指し、銀河の里の餃子・焼売事業は、いよいよ(やっと?)本格的に動き出します!
【ワークステージ よねざわみつる】

2011年02月17日

バレンタインデー

2月14日は、バレンタインでしたね♪♪
厨房で働いているワークの利用者の亜美さん(仮名)も年明けから頭の中はバレンタインでいっぱい!!
2月に入ってからは、毎日のようにバレンタインの話・・☆

毎週木曜日は亜美さんの手作りおやつの日になっていますが、2月10日のほかに今回は月曜日だけど14日も作る!!とのこと。

いつもは、違う曜日におやつ作りを頼むと何であたしが・・・?といわんばかりの亜美さんが、今回は自分からやりたいと言って張り切っている!!バレンタインにこんなにテンションがあがるなんて亜美さんも女の子だな(笑)なんて思いながら、厨房スタッフも協力体制はばっちり♪♪

まず第一弾☆ハートのクッキー♡
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ちょっとこの作り方だと難しいんじゃない??こうしたらやりやすそうだよ、なんて私のアドバイスも一切聞く耳持たず・・。私はこう作りたいの!!!と突っぱねる。この野郎・・!!と思いつつも亜美さんのやりたいようにみんなで見守りながら・・。
ハートの形にするのがなかなか難しく二人でああだこうだ言い合いながらも何とか完成♡形はうまくいかなかったけど愛情はたっぷりのクッキーが完成♪

第二段は、チョコレートタルト♡
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これはかなり気合を入れて作ったタルト!!厨房スタッフも二人がかりでサポート♪すごく濃厚でおいしかった。これは里売りできるかも??亜美さんもかなり満足していた様子。みんなにも美味しいって言ってもらえてよかったね亜美さん♪♪


厨房でみんなに振舞った後は、亜美さんもちゃんと本命のチョコをお家で作ってきてました♪朝からソワソワしてたけどちゃんと渡せたかな♪♪
【厨房 はたなか】
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2011年02月16日

まさよしプリン

ワークステージ利用者のまさよしくん(仮名)。
彼が誇りに感じている仕事の一つは、プリン作りです。

昨日は50個ほどの大量のプリンを作ってくれました。
そして今日はそのプリンを施設見学の方にも食べていただきました。

午後はそのプリンを持って里売りへ。

里売りとは、惣菜班でつくったギョーザや畑班で育てた野菜などを、銀河の里内で売って歩くことを言います。いつもたくさん買っていただけるので、ワークにとっては大切な営業の一つです。

今日のプリンは出だしから好調で、たった30分で27個全部完売しました!
さすが人気が高いまさよしプリン。見学にこられた方からも好評だったようです。

まさよしくんもとっても満足そうな様子でした☆
ぜひ今度まさよしプリンを食べてみてください!
【ワークステージ ひなた】

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posted by ginga at 21:08| Comment(0) | TrackBack(0) | WSの活躍・活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月14日

銀河版 たろし滝

皆さん、“たろし滝” ってご存知ですか?
「たろし」とは古語で「つらら」を表し、花巻市の石鳥谷地域を流れる葛丸川に注ぎ込む沢水が厳冬期に凍りつき、滝のような大きな氷柱となることからそう呼ばれるようになったようです。その氷柱の太さから、その年の農作物の作柄を占う行事が毎年あり、先日計測が行なれました。今年は5,68mで、過去には幅8mにもなったそうです。この時期のローカルニュースの定番となっています。
僕はまだ直接見たことありません。

‥‥ところが、なんと 銀河の里にも似たような滝がある とのこと! 事務の和也さんから聞き、早速現場を見に行きました。

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これはいったい‥‥

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実はデイサービスの脇の壁です‥‥
よく見ると、どうやら屋上からの雨水パイプが詰まったようで、漏れた水が凍ったようです。凄いというか、ひどいというか‥‥気づかない職員も多いはず。良くも悪くも、春先に直す前に必見です!

豊作を期待しましょう(笑)
【ワークステージ ささきてつや】
posted by ginga at 23:57 | TrackBack(0) | 田舎の風景 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月09日

寒い冬にこそ!

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例年になく、雪の多い冬となりました。
2月に入って寒さや雪もひと段落したようですが、1月は雪かきに追われる日々でした。

ワークステージの仕事にはおなじみの餃子・焼売づくりと水耕ハウスでの万能ネギづくりのほか、冬ならではの仕事として、雪かきと、ハウスと特養ボイラーの燃料となる薪材の切り運び、りんごの剪定‥‥そして里の暮らしにかかせない恒例仕事として、“味噌づくり”があります!
雑菌の発生の少ない冬場に麹(こうじ)を作りやすいことから、昔から味噌づくりは「寒仕込み」をするのです。

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煮た大豆をミンチにして‥‥

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作っておいた米麹(こめこうじ)と混ぜあわせて‥‥

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樽に入れる際に味噌に空気が入ってカビないよう、団子状にした味噌を「おりゃあ!!」と気合を入れて投げこみ‥‥いや詰め込みます(少し勢い良過ぎ?)

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まず1回目が終わりました。思わずみんなで遊んでしまいました。

いままでは隣町にある加工センターに材料を持参して、仕込み作業を手伝うというかたちで一度に作ってきましたが、今年から銀河の里で麹も試作することになって自らの手で作ってみようということになりました。里の給食をまかなう大量の味噌を、限られた設備と道具を使って工夫して作ることとなり、2日に1回の混ぜ合わせ作業をメンバーを交代させながら、あと10数回も繰り返すことになります‥‥でも自らの手で収穫したお米と大豆を使って、自ら作った味噌はこれまで以上に格別のはず! ゆくゆくは樽を木の桶にしたり、いろんな豆やこだわりの塩で作ってみたり‥‥などと夢はふくらみます。まずは熟成して食べれるようになる秋以降が楽しみです。
【ワークステージ ささきてつや】
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2011年02月04日

記事カテゴリの説明です

震災復興関連
 3.11の東日本大震災の復興支援活動について更新します。

銀河の行事
 銀河の里で行う行事について更新していきます。

【田舎の風景】
 都会では見られない、田舎ならではの暮らしや農作業風景を中心に更新していきます。

【WSの活躍】
 障がい者の就労支援事業所「ワークステージ(WS)銀河の里」の利用者による活躍を更新します。利用者の作業風景や絵画などの作品を掲載していきます。

【銀河の3K(関心・感謝・感動)】
 銀河の里の暮らしの中で、関心したこと、感謝したこと、感動したことを書いていきます。

【ショート・ショート】
 利用者とのショートストーリーを掲載していきます。

【厨房だより】
 銀河の里の毎日の食事を作っている厨房から、ソフト食や行事食、利用者と一緒に作ったお菓子を掲載していきます。

【ギョウザ・シュウマイ販売日記】
 ワークステージ銀河の里の顔でもある餃子・焼売について、商品開発や企画等を掲載していきます!応援をどうぞよろしくお願いします!
posted by ginga at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 記事カテゴリの説明 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月01日

銀河の里ブログが始まります!

岩手県花巻市の小高い山に存在する「銀河の里」。
その銀河の里の生活の中で起こった出来事を、写真と共に伝えていきます。
楽しみにお待ちください!
posted by ginga at 14:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 田舎の風景 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月15日

今月の「うっ!!」 〜豊子さんとコラさん〜 ★グループホーム第2 伊藤洋子【2008年2月号】

その1 豊子さん (仮名)

 豊子さんは右大腿骨を骨折して、12月半ばから入院していた。
某病院でのリハビリを終え、1月半ばにが、転倒のリスクを考え、GH内での移動は、車椅子ベースになると考えていた……。
 しかし戻ってきた当日。豊子さんの目は入院中の時とはまったく違い、きらきらと輝いていた。「意欲が低下しているのでは…」というこちらの懸念もなんのその。ゆっくり自分の席から立ち上がり、杖を片手に、窓へと向かう。毎日の日課であったリビングのブラインド閉めを嬉しそうな表情でやろうとしている。
 さらに、その翌日には、自分が食べた食器を片付けようと、食器を持って立ち上がり、キッチンへと向かうではないか!!。
 常識的にには、まだ歩けない体のはず。しかし車椅子は頭からなく、目的のためならば、杖すら置いていく……。
 恐るべし、豊子さん。嬉しい誤算だが、歩けないはずの体は現実である。筋肉が戻り、「歩み」が復活する日は近いはずだが、それまでスタッフは万全の体勢で転倒の事故を防ぐために気を張って臨むしかない。豊子さんがんばれ。われわれもがんばろう。

 

その2 コラさん (仮名)
 迫力に満ちていたコラさんがは昨年末あたりから急に沈没気味になった。今もコラさんは落ち込み具合の激しい日々を送っている。
 寒さのせいで体の節々や帯状疱疹の跡が痛い。豊さん(仮名)や守さん(仮名)が、明るさに引かれてコラさんの部屋の扉を間違って開ける。他にも悩むところは多いのか、最近は「いがれでしまった〜」「どうしてこうなんだろう…」「こごの職員は薄情だね」などネガティブな言葉が出る日々が続く。ちょっと楽しい話で盛り上がって笑顔が見られたなと思っても、次に鈴が鳴って行って見ると、またどよ〜んと暗雲がコラさんの頭上に立ち込めている。
 そんなコラさんを、スタッフは時に励まし、時に喧嘩し、時に声を上げて一緒に笑い、時に共に沈みこむ。コラさん沈没の日はもうしばらく続きそうだ。けれど コラさんのことだ、暖かくなったらきっと浮上すると思う。
posted by ginga at 00:00| Comment(0) | 銀河の行事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする